平成28年11月21日、京都タオル帽子の会第4回総会を行いました。

本日は、その時の様子をご報告いたします。
参加者:30名
場 所:ひとまち交流館 2F 第1.2会議室和室
時 間:10時受付 10時30分開始 15時30分終了

議事内容

10時30分より、代表挨拶、活動報告、会計報告、会計監査報告

質疑応答

質問①・・・イベントの交通費の支出がないこと

回答・・・ボランティア団体であること。様々な手段・場所からの参加なので、個人負担にしています。(参加者には負担のない参加をお願いしています。)

質問②・・・タオル代が増えたのは?

回答・・・年度末の締切日の相違、購入枚数の増加、1枚単価のアップによります。

質問③・・・マット、鍋敷きの販売による雑収入の増加販売は、販売ルートが確保できたのか?方法を変えたのか?

回答・・・会員様が、進物に添えて使って頂いた枚数が多かったことや、会報誌に掲載したことにより、認知度が上がり要望がありました。

十二単デモンストレーション・体験会

着付けの先生、鈴木さん(会員でもあります)、中津川先生、安間さんをお招きして、雅なBGMの中、モデルさんに十二単の着用です。

総重量16㎏の衣装を、モデルさんに着付けていきます重ねの色目は、『青もみじ』

まず、単の真っ赤な衣装、そして黄色から緑へ、鮮やかな色の変化。

最後に、唐衣を纏いみごと十二単の完成です。

 

重ねの色の順を変えるだけで、初秋の「青もみじ」から、秋たけなわの「はじ紅葉」晩秋の「ちり紅葉」へと、装いの変化を楽しんだそうです。 単の赤い装束は一番大きく、上に重ねていく装束は、1cmづつお袖や襟合わせが出るようにしつらえてあります。 十二単は、「女房晴姿唐衣裳姿」と呼ばれ、高官に使える宮中に住む女官が着ていた物。 使える人の方が、高厳かなものを着ていたようです。 そう、ガウンを着たご主人様に、蝶ネクタイの執事が使えるように。 平安時代の、美人で教養のある女性の条件は、「髪は艶があって長いこと、顔を見せない事のようです。」(だから、扇があんなに大きいのですね!!)   そして、着付けの先生で、タオル帽子の会の会員でもあります鈴木さんにお聞きしたところ、 この時代の方の食事は二回、しかもお粥。 おやつは、小麦粉を練って揚げたもの。現代の「かりんとう」かな?と言うお話でした。

体験では、モデルさんが脱いだ「もぬけの殻」の装束に体験者が手を通し、一瞬でみごとな十二単姿になりました。 皆さん、身動きできない程の重い着物と格闘しながら、恥らいながら、女心をときめかせながらの体験会でした。 皆さん、カメラ、携帯、バチバチと記念の写真を撮りましたが、おうちの方や、お友達の反応は如何でしたか?

笑いあり、感嘆の声ありの体験会、皆さん大喜びの一日でした。
最後の茶話会では、この会に入って友達が出来た、友達に帽子を作ってあげられた、楽しい!! 細く長く続けて行きたいとのお声に、人と人との繋がり、広がりを感じました。
ボランティアの着付けの会「衣(きぬ)の会」の皆様、貴重な体験をありがとうございました。