平成28年7月27日、京都タオル帽子2016集いの会を行いました。

 

本日は、その時の様子をご報告いたします。

場所・・・ひとまち交流館 2F第1・2会議室
日時・・・2016年7月27日(水曜日)1時受付開始 1時半講演会開始
参加人数・・・35名
講師・・・鞍馬口医療センター 歯科衛生士 岡本智恵先生
講演内容・・・口腔衛生について

日々の生活の中で、今日の学びが何か一つでも実践出来るように、頭に残しましょう!
との大西代表の挨拶に始まり、早速に岡本先生の口腔衛生のお話がスタートしました。

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★口腔ケアとは?

歯周病菌・・・心疾患(動脈硬化・狭心症・心筋梗塞)などの引き金になります。
がん・・・・・化学療法の副作用で、口の中にさまざまな弊害がおきます。
誤嚥性肺炎・・加齢による筋力の低下などから、口腔内の細菌が、気管から肺に流れ込み、
肺炎を起こします。

虫歯だけではなく、これらを予防する為にも、口腔衛生が、必要となります。
お口の中の細菌を少なくしておけば、きれいな唾液となり、抵抗力が落ちていても、加齢による筋力の低下が見られても、唾液の自浄作用により、さまざま弊害を食い止める一端となります。

 

★はみがき(口の中の菌を採る)

歯周病の歯肉は、赤くて、腫れて、ぶよぶよして、出血があります。
歯垢は、様々な菌(歯周病菌、虫歯菌、その他の雑菌)が団体になって、歯と歯茎の間に溜まった状態を示します。
歯磨きの最大の目的は、歯垢(プラーク)の除去です。
毎日している歯磨き、こんな落とし穴がありました!?
眉毛を書くのと同様に、まずは、何をおいても、鏡を見て歯磨きです。

 

歯磨きの手順

    1. 保湿(加湿)
      歯磨き前のうがいを(ほほを膨らませ、ブクブクと)します。ある程度の汚れを浮かし、粘膜の渇きを潤し、歯ブラシが動きやすくなります。
    2. あてる(磨くではない)
      汚れの付着しているところにブラシをあてて、左右に振動させるように小刻みに動かす。
      力を入れると歯垢は落ちない。
    3. 場所(磨く場所)
      第1に歯と歯茎の間、そしてかみ合わせの溝、歯と歯の間。ハブラシのあてる角度を替えたり、ワンタフトブラシを使ったりして、丁寧に磨きます。(あてます)
    4. 汚染物回収(菌をだす)
      どれだけ菌を落とせても、外に出さなければ逆効果です。
      うがいや、スポンジブラシで、上顎や(普段舌は上顎にくっついています)舌もきれいにします。うがいの仕方、重力を考えて水は上から下へ流れますね。

 

03岡本先生の、目からうろこのお話を聞き、講演後の茶話会の時間でも、口の中には軽自動車一台入るくらいの治療費がかかっています、歯周病にかかっています、心臓病の時に口腔ケアの話を聞きました、抗がん剤治療の時にも歯は大事だと言われました等、いろんなお話が出ました。

皆さん一同の感想として、とても参考になりました。
歯の事には、あまり意識がありませんでしたが、気を付けたいです。
歯周病予防を頑張りますとのお声が上がりました。

 

 

最後に、ある会員さんのお言葉です。

「顔を洗わなくても、歯磨き(・・;)」だそうです

口腔ケアの大切さ、頭の中に1つ入れておいて下さいのポイント、今回の講習会で、身にしみました!岡本先生、貴重なお時間ありがとうございました!!